2014年11月21日金曜日

電気温水器からエコキュートへの入れ替えによる節電効果

以前、電気温水器とエコキュートの電気使用量の実測値データに基づく比較を記事にしました。

電気温水器とエコキュートの電気使用量
http://www.news.enestudy.com/2013/06/blog-post.html

この度、この電気温水器を使用していたご家庭がエコキュートへ買い替えたということで、電気使用量の変化を教えていただきました。

夜間電気使用量の推移(2011年~2014年10月)

(画像クリックで大きく見られます)
四国電力管内 オール電化、2014年9月末に電気温水器(460L)からエコキュート(460L)に入れ替え
電気使用量明細より作成

2014年10月の夜間使用量は165kWhで、前年同月の600kWhの約28%にまで減少しました。エコキュートは電気温水器の1/3の電気使用量と言われていますが、これ以上の節電となっています。最新の機種は保温や需要予測などの性能が向上していますのでこれらの効果が合わさっている結果だと考えられます。

使用量削減に伴い、電気代も減少しています。前年同期の電気料金は約12000円(昼間、夜間、燃料費調整、再エネ賦課金込み)だったのに対し、2014年10月は約6800円と5000円以上安くなりました。消費税増税や再エネ賦課金の上昇により料金単価は上がっているので実際の電気代削減効果はさらに大きいことになります。

電気料金値上げではオール電化等の夜間料金の値上げ率は大きく設定されており、夜間に大量の電気を使う電気温水器は値上げの影響を大きく受けます。また、再エネ賦課金や燃料費調整単価の上昇は昼夜を問わず使用量の1kWhにかかるため、単価が安い夜間料金の値上げ率は大きくなります。電気温水器を使用中のご家庭には、節電、電気代削減対策としてエコキュートへの買い替えをお勧めします。


関連ページ
電気温水器からエコキュートへの入れ替え後、1年間の節電結果
http://www.news.enestudy.com/2015/11/1.html
エコキュートへ入れ替え後、1年間の電気使用量比較です。

電気温水器とエコキュートの電気使用量
http://www.news.enestudy.com/2013/06/blog-post.html
四国電力の値上げについて(通常料金とオール電化)
http://www.news.enestudy.com/2013/08/blog-post.html
電気代の上昇について(値上げ、燃料費調整、再エネ賦課金)
http://www.news.enestudy.com/2014/02/blog-post.html
エネルギーの価格 (灯油、都市ガス、プロパンガス、電気)
http://www.news.enestudy.com/2013/11/blog-post.html

0 件のコメント:

コメントを投稿