2013年8月8日木曜日

四国電力の値上げについて(通常料金とオール電化)

家庭電気料金:3社の値上げ認可 9月1日から実施
毎日新聞 2013年08月06日http://mainichi.jp/select/news/20130807k0000m020017000c.html
茂木敏充経済産業相は6日、北海道電力、東北電力、四国電力の3社が申請していた家庭向け電気料金の値上げを認可した。値上げ幅は北海道電が平均7.73%、東北電が8.94%、四国電は7.80%。料金体系を抜本的に見直す値上げは東北電と四国電が33年ぶり、北海道電が32年ぶり。いずれも9月1日から実施する。

四国、東北、北海道電力の家庭向け電気料金値上げが経済産業省に認可されました。いずれも9月1日からの実施です。各社で値上げ率や料金設定には差がありますが、ここでは四国電力の新旧料金についてみてみます。

四国電力プレスリリース:電気料金値上げ認可の概要について(pdf)
http://www.yonden.co.jp/press/re1308/data/pr001-01.pdf

四国電力・新旧電気料金比較 単位(円)

(クリックで大きく見られます)

通常料金の従量電灯Aでは、1ヶ月の使用量が11kWhを超え120kWhまでは0.89円/kWh(4.8%)の値上げなのに対し、120kWh~300kWhは1.35円/kWh(5.53%)、300kWh超過分は2.62円/kWh(9.89%)と使用量が多いほど値上げ率が大きくなっています。


(クリックで大きく見られます)

これは、「生活に必要不可欠な電気のご使用への値上げ影響を緩和するため、第1段階料金の値上げ幅を相対的に小さく設定する一方、省エネルギーを促進する観点から、第3段階料金の値上げ幅を大きく設定しております」とのこと。

従量電灯Aでは、最大9.89%値上げですが、オール電化料金の季節別時間帯別電灯(電化Deナイト)では、昼間で約9.2%、夜間は23.9%と値上げ率が大きく設定されています。これは料金値上げされた他の電力会社と同じ傾向です。

値上げ影響額(例)

(クリックで大きく見られます)

従量電灯Aでは使用量600kWh/月の家庭で1ヶ月1135円(7.6%)の負担増。オール電化家庭では、630kWh/月(昼間375kWh、夜間255kWh)の場合、1256円(10.7%)の値上げとしています。ただし、オール電化では昼夜の使用比率や季節による使用量の差で大きく料金が違ってきます。また、この試算はエコキュート(2kW)の場合。前回、「電気温水器とエコキュートの電気使用量」で書いたように、電気温水器ではエコキュートの約3倍の電気使用量となることから、値上げの影響はさらに大きくなります。


関連ページ
四国電力 電気料金値上げのお願い(規制部門)
http://www.yonden.co.jp/denkiryoukin/kisei/
電気料金値上げシミュレーション
http://www.yonden.jp/shisan/page/a100;jsessionid=322B315C41CD65E7F2B522D80BE1784B?0

電気温水器とエコキュートの電気使用量(当コラム内)
http://www.news.enestudy.com/2013/06/blog-post.html

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