2015年3月19日木曜日

四国電力の電気料金単価の推移(従量電灯・夜間電力)

昨年も同様のことを書きましたが、今年も冬に電気代が上がったという話をよく聞きました。特にオール電化など電気温水器やエコキュートを使用している家庭で電気代が上昇しているようです。では、いったいどのくらい電気代は上がったのでしょうか?2005年から2015年にかけての四国電力の電気料金単価を調べてみました。

四国電力 電気料金単価の推移(従量電灯A各区分、夜間電力)

(消費税、燃料費調整単価、太陽光、再エネ賦課金を含む。画像クリックで大きく見られます)


四国電力では、2013年9月に電気料金が値上されましたが、それ以前から電気料金単価はじわじわと上昇しています。特にオール電化等の夜間料金は上昇率が大きくなっています。


四国電力 電気料金単価の比較(2005年、2015年3月)

(消費税、燃料費調整単価、太陽光、再エネ賦課金を含む。画像クリックで大きく見られます)

2005年3月の夜間料金は7.34円/kWh(燃料費調整単価、太陽光付加金、消費税込)でしたが、2015年3月には12.42円/kWhと10年で約1.69倍になりました。これは電気料金の改定で通常料金である従量電灯に比べて夜間料金の値上率が高く設定されたことに加え、燃料費調整単価や再エネ賦課金が昼夜に関係なく1kWhに対して上乗せされていることに起因しています。

これから約20年にわたり再エネ賦課金は上昇し続ける見込みです。20年後に電気料金はどのような価格になっているでしょうか?長期間のエネルギー価格や動向を推測することは困難ですが、少なくとも電力自由化で電気代が下がると楽観できる状況ではないと考えています。


関連ページ
関西電力 電気料金単価の推移 2005年との比較
http://www.news.enestudy.com/2015/10/2005.html
関西電力 電気料金単価の推移(従量電灯、夜間料金)
http://www.news.enestudy.com/2015/10/blog-post.html
四国電力の値上げについて(通常料金とオール電化)
http://www.news.enestudy.com/2013/08/blog-post.html
電気代の上昇について(値上げ、燃料費調整、再エネ賦課金)
http://www.news.enestudy.com/2014/02/blog-post.html
エネルギーの価格 (灯油、都市ガス、プロパンガス、電気)
http://www.news.enestudy.com/2013/11/blog-post.html
電気温水器とエコキュートの電気使用量
http://www.news.enestudy.com/2013/06/blog-post.html
電気温水器からエコキュートへの入れ替えによる節電効果
http://www.news.enestudy.com/2014/11/blog-post.html

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