2016年1月26日火曜日

木製二重窓の製作・第2弾(高さ180cmの掃きだし窓・半自作)

結露対策として始まった二重窓の自作。
高さ180cmの簡易木製二重窓を経て、さらに木製二重窓を作ってみました。

今回は木材の加工を工務店さんに頼んだので半自作です。



木材一式。窓枠部分は幅45mm x 厚さ18mmの木材。内側(窓材が入る部分)に幅5mmの溝を切ってもらいました。



レール(鴨居)も作ってもらっています。軽いので両面テープで設置可能。



いきなり出来上がり。ビス止めしています。下半分は4mm厚の半透明プラダン、上半分は0.5mm厚の透明ペット樹脂板にしました。ペット板は下記のショップで購入。

アクリルショップ はざいや
ペットG 透明板 板厚(0.5ミリ) 910×1820

2枚まで切り出し無料。180x90mmで950円と安く、透明度もよいです。(カットしたほうが送料も安くなります)



ペット板は薄くそのままではたわむので、厚さ2mmx幅10mmの薄板を樹脂板の端に両面テープで貼り付けて固定してから窓枠の溝に入れ込みました。



完成。すっかり夜です(^^;
窓の開け閉めもスムーズで、きっちり収まっています。見た目もよい。窓際の冷たさ(スースーする感じ)もなくなり、効果もOK。費用は約12000円。工務店さんに加工を頼んだので少し高くなりましたが、満足度も高いです。

さて、これで我が家は全館二重窓になりました。二重窓をつける前と比べると結露は大幅に改善。完璧とはいかず、寝室は少し結露が出ることがありますが、その他の窓(リビング、台所)などは結露が出なくなりました。断熱効果も高まり、家全体が暖かくなったようです。省エネの観点からもお勧めです。

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このエントリーは以前、別媒体に掲載した記事を修正、加筆したものです。


関連ページ
手作り二重窓の温度測定
http://www.news.enestudy.com/2015/12/blog-post_8.html
木製・簡易二重窓を作ってみました。(高さ180cmの掃きだし窓)
http://www.news.enestudy.com/2015/12/blog-post.html
結露・寒さ対策 手作り二重窓
http://www.news.enestudy.com/2015/11/blog-post.htmll

赤星コム 結露防止に簡単手作り二重窓
http://egorozist.exblog.jp/21592063/
allabout DIYで二重窓!節電になる内窓の作り方
http://allabout.co.jp/gm/gc/407943/
アクリサンデー エコな簡易内窓
http://www.acrysunday.co.jp/ecomado/

2016年1月19日火曜日

9月のFIT非住宅用太陽光の単月認定量はマイナス200万kWに

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の2015年9月末までの認定状況が公開されました。

固定価格買い取り制度 情報公表用ウェブサイト
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html

2015年7月末時点の非住宅用太陽光の認定量は7558万kWで前月比-200万kW。6ヶ月連続のマイナスです。認定量と取消し量を推計し、グラフを更新します。

固定価格買取制度 非住宅用太陽光の単月認定・導入・取り消し量の推計
(2014年4月から2015年9月末まで)

(クリックで大きく見られます)

非住宅用太陽光の2015年9月の認定取消し・廃止量は約210万kW、認定量は約9.7万kWです。取消し・廃止量は今までで最も大きくなりました。一方、認定量は2012年7月の制度開始以来最低です。

市町村別の集計では、9月の認定取消し量が最も大きいのが宮崎県都城市の約20万kW、ついで和歌山県紀の川市の約13万kW、岡山県美作市の約11万kWとなっています。いずれも2000kW以上の認定量が減少しており、大型計画が中止になったようです。


関連ページ
固定価格買取制度 導入状況公表ページ
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html
資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー:固定価格買い取り制度
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/index.html

当コラム内
グラフ更新:FIT再エネ 導入・認定状況(2015年4月)
http://www.news.enestudy.com/2015/08/fit20154.html
再エネ固定価格買取制度 買取電力量、買取金額の推移(2015年1月まで)
http://www.news.enestudy.com/2015/05/20151.html
2015年度の再エネ賦課金は1.58円/kWhに決定
http://www.news.enestudy.com/2015/03/2015158kwh.html
固定価格買取制度:太陽光の認定取り消し増加は新規参入のチャンスにも
http://www.news.enestudy.com/2014/09/blog-post.html
2014年5月のFIT太陽光認定取り消し・廃止は33万kW以上に
http://www.news.enestudy.com/2014/09/20145fit33kw.html
再生可能エネルギー固定価格買い取り制度 非住宅用太陽光(10kW以上)の単月認定・導入量の推移(2014年4月末まで
http://www.news.enestudy.com/2014/08/1020144.html
固定価格買い取り制度・FIT
http://www.news.enestudy.com/search/label/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E8%B2%B7%E5%8F%96%E5%88%B6%E5%BA%A6%EF%BC%88FIT%EF%BC%8

2016年1月15日金曜日

電力自由化 四国電力の新料金プラン

四国電力の4月からの新料金プランが発表になりました。

新しい料金メニューのお知らせと「よんでんポイント」サービスの開始等について(pdf)
http://www.yonden.co.jp/press/re1601/data/pr004.pdf

新料金のうち、ホリデーeプランは休日の使用量が多い家庭向け。休日単価を18.41円/kWhと安くする一方、平日200kWh以上分は34.15円/kWhと高く設定しています。四国電力の試算では、月平均使用量を450kWh、休日のご使用比率を36.5%の場合に年間約4800円(約3%)お得になるとしています。使用量、使用状況によっては、通常料金よりも高くなりますので注意が必要です。

スマートeプラン(タイプL、H)はオール電化向けとしてリニューアルされています。こちらは現行のスマートeプランよりも昼間は安く、夜は高くなっています。


http://www.yonden.co.jp/kouri/menu/kojin/008.html


http://www.yonden.co.jp/kouri/menu/kojin/007.html

夜間料金は14.22円/kWhと現行の11.02円/kWhから3.20円/kWhの値上げです。蓄熱式機器割引もなくなり、既にオール電化契約(電化Deナイト、得トクナイト)のご家庭ではこのプランにするとほとんどの場合で負担増になります。

4月からの新プランの導入に伴い、時間帯別電灯(得トクナイト)、現行スマートeプラン、深夜電力などは3月末時点で新規加入停止となります(既に契約している家庭は継続可能)。オール電化住宅への引越しが決まっている場合は3月末までに現行メニューでの契約をお勧めします。

追記
電気温水器、エコキュートが設置された住宅への引越しの場合、時間帯別eプランに加入もできます。夜間料金は14.22円/kWhです。

時間帯別eプラン
http://www.yonden.co.jp/kouri/menu/kojin/004.html


関連ページ
四国電力 家庭向けメニュー
http://www.yonden.co.jp/kouri/menu/kojin/
料金シミュレーション
http://www.el-navi.jp/saiteki/

当コラム内
電力自由化とオール電化 東京電力 新旧オール電化向けプラン比較
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post_13.html
東京電力の家庭向け新料金プラン スマート契約について
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post.html
関西電力 電気料金単価の推移(従量電灯、夜間料金)
http://www.news.enestudy.com/2015/10/blog-post.html
関西電力の電気代再値上げについて
http://www.news.enestudy.com/2015/06/blog-post.html
四国電力の電気料金単価の推移(従量電灯・夜間電力)
http://www.news.enestudy.com/2015/03/blog-post.html

2016年1月13日水曜日

電力自由化とオール電化 東京電力 新旧オール電化向けプラン比較

4月からの電力自由化に向け、次々と新料金プランが発表されています。
現在までの状況では、電力多消費家庭は節約になるものの、元々の電力の消費が少ない家庭にはメリットは少なく、新プランに変更するとかえって負担が増える場合もありそうです。ここで気になるのが電力を多く使う、オール電化の家庭がどうなるか?です。

2016年1月12日までに公表になった電力の新料金プランで、オール電化向けの割安な夜間時間帯の設定があるのは、東京電力と中部電力のみ。他の新電力ではオール電化向けのプランは見当たりません。東京、中部電力のプランも現状よりも夜間料金は値上げとなっています。今回は東京電力の新旧プランを比較してみます。

東京電力 現行プラン 電化上手
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home01-j.html


東京電力 新プラン スマートライフプラン
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/smartlife/index-j.html


夜間料金は現行の電化上手で午後11時から午前7時までの8時間、12.16円/kWhでしたが、新プランのスマートライフプランでは午前1時から6時までの5時間、17.46円と5円以上の値上げ。逆に昼間料金は新プランの方が安く設定されています。その他、新プランの基本料金はピーク電力で基本料金が決定する「スマート契約」となっています。

スマートライフプランの加入は、エコキュート、電気温水器など夜間蓄熱式機器等の使用家庭に限られています。これらの機器は夜間に大量の電気を使用するため、夜間電力の値上げは負担増につながります。また、夜間時間帯が短くなっていることから、冬場などは夜間時間帯のうちに沸き上げが終わらないというケースも考えられます。

東京電力の新料金プラン

http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/index-j.html

従量電灯B・C(月平均のご使用量が300kWh未満)や電化上手にご加入のお客さまは、電気料金のみを考えると現在のご契約を継続されることをオススメします。この場合、
お手続きは不要です。

上記、東京電力のHPにも記載されているように、オール電化の家庭では現行のプランが最も有利になっています。今後も各社から新メニューが発表される見込みですが、現状よりも安いオール電化向けの夜間電力料金は難しいだろうと考えています。オール電化のご家庭は現在のご契約の継続をお勧めします。



東京電力
はじまる!電力自由化
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/index-j.html
新しい料金プランの概要(pdf)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu16_j/images1/160107j0101.pdf
新しいサービスメニューについて(pdf)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu16_j/images1/160107j0102.pdf
従来の料金プラン
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/index-j.html
東京電力 料金プラン試算
https://enechange.jp/try/input?o=kurashi_tepco

東京ガス
電気料金 サービス
https://request.tokyo-gas.co.jp/power/req/service.html
中部電力
電力小売の全面自由化に向けた中部電力エリアの新料金メニューについて
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3258993_21432.html

当コラム内
東京電力の家庭向け新料金プラン スマート契約について
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post.html
関西電力 電気料金単価の推移(従量電灯、夜間料金)
http://www.news.enestudy.com/2015/10/blog-post.html
関西電力の電気代再値上げについて
http://www.news.enestudy.com/2015/06/blog-post.html
四国電力の電気料金単価の推移(従量電灯・夜間電力)
http://www.news.enestudy.com/2015/03/blog-post.html

2016年1月8日金曜日

東京電力の家庭向け新料金プラン スマート契約について

4月からの電力自由化に向け、各社の料金プランが公表されてきています。
東京ガス、大阪ガスなどの料金プランが従来型の3段階料金プランを踏襲しているのに対し、東京電力は新しい体系のプランを発表しました。

東京電力 新しい料金プラン一覧
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/index-j.html

プレミアプラン


プレミアプランは400kWh/月までは9,700円の定額制、400kWhを超えた分は29.04円/kWhの従量制。基本料金は年間のピーク電力で決まる「スマート契約」です。

スマート契約って何?

(クリックで大きく見られます)
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/pdf2/smart-j.pdf

このスマート契約は業務用などでのデマンド契約と同様で、過去一年間の各月のピーク電力のうち最も大きい値が契約電力となります。(契約から最初の1年はその月までのピーク電力で決定)

東京電力 法人のお客様 契約電力の決定方法(実量制)
http://www.tepco.co.jp/e-rates/corporate/data/decision/index-j.html

プレミア契約の場合、基本料金は468円/kW。契約電力が5kWになった場合、基本料金は468円/kW x 5kW = 2340円/月。従来型の従量電灯Bでの50Aの基本料金1404円よりも936円高く設定されています。ピーク時の最大電力をいかに下げるかが料金削減のポイントとなります。

このスマート契約はスタンダードS、L以外の東京電力の新料金プランに導入されています。これからは家庭でもピーク時の最大電力を意識した電気の使用になり、節約方法も代わっていくことになりそうです。


関連ページ
東京電力
はじまる!電力自由化
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/index-j.html
新しい料金プランの概要(pdf)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu16_j/images1/160107j0101.pdf
新しいサービスメニューについて(pdf)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu16_j/images1/160107j0102.pdf
従来の料金プラン
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/index-j.html

東京ガス
電気料金 サービス
https://request.tokyo-gas.co.jp/power/req/service.html
ずっとも電気1
http://home.tokyo-gas.co.jp/power/ryokin/menu_waribiki/menu1.html

当コラム内
関西電力 電気料金単価の推移(従量電灯、夜間料金)
http://www.news.enestudy.com/2015/10/blog-post.html
関西電力の電気代再値上げについて
http://www.news.enestudy.com/2015/06/blog-post.html
四国電力の電気料金単価の推移(従量電灯・夜間電力)
http://www.news.enestudy.com/2015/03/blog-post.html