2014年8月11日月曜日

再生可能エネルギー固定価格買取制度の買取電力量と買取金額が公表されました。

2014年4月末時点の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の導入・認定状況が経済産業省から公開されました。

経済産業省:再生可能エネルギー発電設備の導入状況(平成26 年4 月末)及び今後の情報の公表方法についてお知らせします
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806003/20140806003.html

上記ページでアナウンスされているように、8月6日から固定価格買取制度の情報公開ページが開設されています。

固定価格買取制度・導入状況等の公表
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html


(クリックで大きく見られます)

今回から、導入容量は固定価格買取制度開始以前に認定・導入設備(移行認定分)と制度開始後の認定設備(新規認定分)に分けて集計されています。移行認定設備は住宅用太陽光が467万kW、風力253万kW、水力113万kWの順となっています。地熱は移行認定がゼロとなっています。(小数点以下で切り捨てされている可能性あり)

また、バイオマスと住宅用太陽光の集計方法が今回から変更になっています。住宅用太陽光では新規認定と移行認定を明確に区分、バイオマスでは全設備容量ではなく、バイオマス比率を掛けた容量を導入量としています。このため、前回までの集計とは差異が出てきていますのでご注意ください。

さらに大きな変化は、市町村別導入状況と買取電力量、買取金額が公表されたことです。制度開始から約2年が経ちましたが買取電力量、買取金額が公表されたのは初めて。これにより、固定価格買取制度の電力需要への貢献や負担の大きさも分かるようになりました。制度開始からの累計買取電力量は約260億kWh、累計買取金額は8377億円となっています。

買取電力量、買取金額についてはまた次回詳しくお伝えします。



関連ページ
固定価格買取制度 導入状況公表ページ
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html
資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー:固定価格買い取り制度
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/index.html

当コラム内
http://www.news.enestudy.com/search/label/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E8%B2%B7%E5%8F%96%E5%88%B6%E5%BA%A6%EF%BC%88FIT%EF%BC%89

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