2015年5月25日月曜日

再エネ固定価格買取制度 買取電力量、買取金額の推移
(2015年1月まで)

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の2015年1月までの導入状況が公開されました。

固定価格買い取り制度 情報公表用ウェブサイト
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html

この公開データの中のC表「買取電力量および買取金額の推移」を元にグラフを作ってみました。

C表 買取電力量および買取金額の推移(xlsファイル)
http://www.fit.go.jp/statistics/contents/C_kaitori201501.xls

固定価格買取制度・買取電力量の推移
FIT renewable power generation in Japan

(クリックで大きく見られます)

2014年3月ごろから買取電力量の伸びが大きくなっています。2015年1月の買取電力量は約24億kWh。うち、非住宅用太陽光が約10億kWhで42%を占めています。次に風力が約6.5億kWh(27%)、住宅用太陽光約3.5億kWh(15%)と続きます。前年同月(2014年1月)と比べ買取電力量は約1.5倍になりました。非住宅用太陽光の買取電力量は前年比約2.5倍と最も大きくなっています。

固定価格買取制度・買取金額の推移
FIT renewable power payment in Japan

(クリックで大きく見られます)

2015年1月の買取金額は約797億円。うち、非住宅用太陽光が約52%を占めており、買取電力量の42%よりも大きな割合となっています。続いて非住宅用太陽光の150億円(約19%)、風力144億円(18%)。風力発電は買取価格が税抜き22円/kWhと太陽光と比べ低く設定されている上、新規認定が少なくFIT開始前からの移行認定分が大部分を占めていることが買取金額が安い要因となっています。前年同月(2014年1月)と比べると買取金額は約1.6倍になりました。

これから春、夏に向かうとともに太陽光の発電量が大きくなり、買取電力量、買取金額ともに大きく増加することになります。2014年度の買取金額は1月までで8301億円となっており、年度末の3月末までには約1兆円に達する見込みです。


関連ページ
固定価格買取制度 導入状況公表ページ
http://www.fit.go.jp/statistics/public_sp.html
資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー:固定価格買い取り制度
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/index.html

当コラム内
2015年度の再エネ賦課金は1.58円/kWhに決定
http://www.news.enestudy.com/2015/03/2015158kwh.html
固定価格買取制度:太陽光の認定取り消し増加は新規参入のチャンスにも
http://www.news.enestudy.com/2014/09/blog-post.html
2014年5月のFIT太陽光認定取り消し・廃止は33万kW以上に
http://www.news.enestudy.com/2014/09/20145fit33kw.html
再生可能エネルギー固定価格買い取り制度 非住宅用太陽光(10kW以上)の単月認定・導入量の推移(2014年4月末まで
http://www.news.enestudy.com/2014/08/1020144.html
固定価格買い取り制度・FIT
http://www.news.enestudy.com/search/label/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E8%B2%B7%E5%8F%96%E5%88%B6%E5%BA%A6%EF%BC%88FIT%EF%BC%8

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