2016年4月15日金曜日

電力自由化:オール電化家庭は電力切り替えに注意!

いよいよ2016年4月から電力自由化が始まりました。自分にあった電力プランが選べるのが電力自由化の特徴ですが、オール電化の家庭には注意が必要です。

オール電化では基本的に夜間の割安な電気で熱を作り、溜めておきます。夜間にエコキュート、電気温水器でお湯を沸かしたり、蓄熱暖房で熱を蓄えたりするもので、オール電化のご家庭にはこれらの設備が備えられているはずです。しかし、新電力でオール電化向けの夜間が安いプランを出しているところはほとんどありません。夜間の湯沸し、蓄熱には大量の電気が必要で、オール電化のご家庭が夜間料金の設定がない新電力へ切り替えすると大幅に電気代が上がることになります。

また、多くの大手電力会社でも4月から従来のオール電化向けプランを見直しています。

電力自由化とオール電化 東京電力 新旧オール電化向けプラン比較
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post_13.html

オール電化向けプランの見直しでは、夜間料金の値上げ、夜間時間帯の変更、オール電化割引の廃止等が行われており、従来メニューよりも割高になっています。既契約者は今までの契約を継続することができますが、電力会社によっては従来メニューは受け入れ停止となっており、新電力等に切り替えするともう元のプランには戻れなくなる場合があります。

関西電力はオール電化の家庭向けに切り替えに関する注意ページを作成しています。


オール電化住宅(「はぴeプラン適用」)にお住まいのお客さまへの重要なお知らせ
https://kepco.jp/all-electric-housing

現在のところ、すでにオール電化にしているご家庭では料金単体、割引面で既存メニューが最もお得なプランとなっています。オール電化家庭は電力切り替えに十分ご注意ください。


関連ページ 当コラム内
電力自由化とオール電化 東京電力 新旧オール電化向けプラン比較
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post_13.html
東京電力の家庭向け新料金プラン スマート契約について
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post.html
電力自由化 四国電力の新料金プラン
http://www.news.enestudy.com/2016/01/blog-post_15.html
四国電力 電気料金単価の推移(2016年5月まで)
http://www.news.enestudy.com/2016/04/20165_12.html
関西電力 電気料金単価の推移2016年5月まで(従量電灯、夜間料金)
http://www.news.enestudy.com/2016/04/20165.html

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