2013年7月18日木曜日

暑さ対策には日射遮蔽から!

梅雨も早々に明け、猛暑まっさかりです。
毎日のように35度近くまで最高気温が上がり、熱帯夜も続いています。熱中症対策にもエアコンの適切な利用を推奨されているように、節電・省エネもなかなか厳しい時期です。

暑さ対策の情報も豊富になってきていますが、ここで強調したいのはとにかく「日射遮蔽」です!

真夏の日射量は地表面で最大約800W/m2になります。これは小型の電気ヒーター1台分に相当。1m2につき、これだけの熱量が降り注いできているわけで、日射をそのまま室内に入れてしまうと室温はその分上がります。

太陽の日射は空気をそのまま暖めるというよりも物に当たることで熱を発します。窓のガラスは日射自体をさえぎる効果はあまりありません。日射が室内に入ると、カーテン、壁、床などに当たり、熱(赤外線)を発します。なので、日射遮蔽は窓の外側が基本。室内側でカーテンなどで遮蔽をしようとしてもカーテン自体が熱を持ってしまいます。どうしても室内側で遮蔽したい場合は反射素材のカーテンなどの使用を。

ペアガラスなど断熱性能の良い家も要注意。ペアガラスでも日射(可視光線)は通してしまい、室内で熱を発します。断熱性能がよいため、外に熱が逃げにくく、余計に室温が高くなる結果となります。断熱性能が良い家ほど日射遮蔽をしっかりと。

また、窓のすぐ外の地面やベランダは非常に暑くなります。窓を開けるとこの温まった空気が室内に入ってきてしまいます。アスファルトの上は60℃程度まで上がることも。



日よけは出来るだけ広く設置し、地表面の温度を低く保つと効果的です。すだれよりも日陰部分が広くなるヨシズ、オーニングなどがお勧め。



さらに忘れがちなのは、北側の窓の日よけ。夏場は日の出入りが北寄りになるため、朝夕は北側にも日が当たります。北側の窓もしっかり日よけを。


科学技術振興機構 宇宙・天文まめ知識より
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/contents/chishiki/answer02/

まだまだ暑さは続きます。コストや効果を考えると日射遮蔽が一番!最近はホームセンター等で様々な日よけグッズが販売されています。ぜひお気に入りの日よけを探してみてください。


参考
「実生活下における住宅の室温調査」報告書
http://www.enestudy.com/2013/07/blog-post_11.html
NEDO 日射量データベース閲覧システム
http://app7.infoc.nedo.go.jp/



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